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甲子園が中止になった夏
高校野球取材をメーンにしている私は、この時期は毎年、高校野球の取材にかかりきりになりますが今年はちょっと事情が違います。
新型コロウイルスの感染拡大防止のため甲子園は中止され、それに伴う地方予選も中止になりました。
4月に緊急事態宣言が出て、夏の高校野球がどうなるかわからない時期、こんなコラムを書きました。
https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/604507/
球児のお母さんから届いた一通の手紙
私自身中学3年生の野球少年の息子を持つ母親。高校球児を持つ親の気持ちをコラムにしたんです。
大事な夏の大会がなくなって落胆する高校球児の記事はたくさんありましたが、親の気持ちまで書いた記事はなかったのでしょう。
先月一通の手紙をいただきました。
高校3年生の球児のお母さんからでした。
「親の気持ちを記事にしてくれてありがとうございました」と書かれてありました。
そして小学生の頃から息子を応援してきたお母さんの気持ちがつづられていました。
球児の言葉にジーン
甲子園はないけれど、この夏は全国の各県で県の大会が行われます。
あるチームのキャプテンは「この3年間の頑張りを親に見てもらう場が夏の大会なので、
夏の大会が行われてよかったです」と言っていました。なんか、ジーンときました。
何も言わなくても子どもは親の気持ちをちゃんとわかっているんですね。
いつもとは違う2020年の夏を、取材を通してしっかり心に焼き付けたいと思います。